
ヤマハモーターソリューション株式会社
鈴木 浩和
4月に入社して以来、研修や業務、先輩方とのコミュニケーションを通して、自分の役割や仕事のことが少しずつ分かってきたように思う。まだ入社して間もないが、多くの有益な情報を得ることができた。やる気や自己成長しようと思う気持ちも加速度を増していく。一方、自分の能力不足や仕事の大変さも毎日実感している。そんな中、この論文の話がきた。新人にとってはかなり難しいテーマであった。正直、新人らしいテーマではないと反発したくなる面もあったが、この論文を書く本当の意味をよく考えた。自分にとってプラスになるものが必ずあるはずだと。
私は大学を1年留年し、大学院をあわせると合計7年間大学に通った。周囲は留年の1年間を学費や時間を無駄にしたと言っていたが、私はそうは捉えてはいない。自分がやってきたことに無駄なことなどないと思っている。また、勉強する一方、多くのアルバイトをしてきた。その中でも家庭教師は7年間続け、いろいろな人と触れてきた。本当に多くのことを経験し、学ぶことができた。中でも特に、考えることの大切さと責任について身をもって学ぶことができた。
この論文の件も同じだと思う。新人が中小企業の将来像を予測することなど到底できないことかもしれないが、これを新人から考えていくことには意味があり、かつ、重要なことだと思う。すべての社員が常に将来像を考え、意識することで、その企業の将来が決定していくのだと思う。
そのような背景のもと、新人がすべきこととを考えた。それは、一つでも多くの知識、経験、技術を身に付けることだと思う。自分から野心を持って積極的に行動することであり、そのことが個人の財産、企業の財産になっていくのだと思う。その知識、経験、技術だが、業務に関するものだけではなく、その他全般的なものを身に付ける必要があると思う。視野を広げ、様々な角度から物事を見なければならないからだ。
私の場合、何をするにしても、まず現状を調査することから行う。よく考えてから行動に移す。今回はまず、知識不足を解消するため、世の中で起こっていることや業務のことを調査したいと思う。
このように、その人が携わる仕事によってIT革命はコストを下げるというプラスの影響を及ぼすようにも見えるし、失業者が増える危険性があるというマイナスの影響を及ぼすようにも見える。しかし、IT革命には、プラスの影響であろうと、マイナスの影響であろうと、その影響だけで終わらせてはならない真の目的があるのではないかと考えた。
私が今、調べなければならないというより、むしろ調べたいと思っていることは大きく分類して3点ある。まず、Webテクノロジーを中心とする情報技術全般についてである。現在、IT革命という言葉が飛び交っているが、ITで何ができるか、どのような場面で活用できるのかということを自分で考えるためには、全般的な知識を身に付ける必要がある。全体像が見えてから、興味を持った部分や必要な部分を深く学習しようと思う。もし、最初から一つの技術ばかりを見ていては、それを利用する真の意味も分からないし、応用も利かない。全体像が見えていれば、自分がどの技術を習得しようとしているのか、自分が今やっていることが明確になる。ただ、業務時間内はするべきことが決まっているので、それ以外のときに自分で勉強していこうと思っている。
次に、経済の見方、市場の流れ、マーケティングについても勉強したい。現在は昔と比べると、ものが非常に豊かであるという。そのため、消費者は本当に良いもの、またはオリジナリティのあるものしか買わなくなっている。どのようにすれば、ものが売れるのか考えるためは、マーケティングからしっかり勉強する必要があると思っている。私はこの分野に関しては、今まで勉強してきたわけではないのでほとんど分からないが、その分やりがいや可能性を感じている。
3点目は私の業務に直接関連することである。先ほど述べたIT革命や市場の動向に合わせて、製造業のものづくりも変化してきている。多品種少量生産から変種変量生産へと変わろうとしている。私は業務の中で、工場の生産を管理するシステムを構築している。現在はSEの方の作成した仕様書に基づきプログラミングをしているだけだが、コンピューターの有効な使い方やマーケティングから考察されたものづくりを工場の方に提言できるようになりたいと考えている。
最後になったが、私は今、あらためて自分の将来を思い描いている。その将来像に少しでも近づいていくことが、毎日の目標である。その目標を達成するためには、毎日楽しみながら勉強し、知識や経験を身に付けていくことが必須条件になる。失敗を恐れずにトライしていこうとも思っている。こうした一人ひとりの新人の想い、社員の想いが中小企業の将来像を決めていくのだと思う。そして、この『中堅・中小企業の将来像を考える』というテーマをずっと持ち続けて、仕事に打ち込んでいきたいと思う。